シェフからのメッセージ

1983年宮城県の小さな田舎町出身。
おもてなし上手の祖母、母親の背中を見て幼少期を過ごしました。
私にとって人が家に集まる=おもてなしをすること、があたりまえの日常で育ち、人が来ない日がない毎日でした。

農家だったので、季節ごとに収穫した食材が食卓に並び採れたて出来たての味が当たり前で、いま思うと本当に美味しかったのを覚えています。
まだ小さかった私は、お店に売っている商品化されたジャムやお菓子を欲しがる年頃で、採れたて、出来たての良さがわかっていませんでした。
日本にスープパスタやラザニアなどの欧米のレトルト食品が広まり始めた頃は、農家の自宅が嫌で仕方ありませんでした。

2007年結婚を期に実家を離れ首都圏に引っ越しました。
住環境、食生活ががらりと変わったことで、次第に私の心と身体をむしばんでいきました。

その後主人のサポートもあり、2012年に居を海と山に囲まれた三浦海岸に移し、食生活も一新。
それまでの不調が嘘のように回復したことで、幼少期の体験を思い出すきっかけとなりました。
化学調味料や添加物が入った食品を嬉しそうにしている私に、つきたての餅をあんべいいうずあがいといってこれが本物なんだど(美味しいうちに食べろ、これが本物なんだぞ)と言って差し出してくれた亡き祖母の姿を思い出します。

その後、両親、祖父母から譲り受けたおもてなし精神を活かして自宅でホームパーティーや「めぐみカフェ」を不定期に開催。
その都度変わるメニューに四苦八苦しながらも提供する料理、空間に喜んでくれる友人の顔を見るととても心が満たされていきました。
回を重ねるごとにもっと美味しい料理をつくりたい、もっともっとアレンジして、喜んでもらいたいという気持ちが大きくなってきました。

気持ちが大きくなるにつれ、技術が追いつかないという現実に直面しました。
それが私がプロを志すきっかけになりました。

そこからイタリアンレストランで2年、2014年からフレンチのウェディングレストランで2年半。
多数の有名シェフのご指導のもと料理基礎から実践的な分野まで学びました。

自分のお店を持つんだ。
その想いをいつも持ち続けていました。

その後いろんなご縁、多くの方からのサポートを受け2018年8月にはとやをオープン致しました。

大好きな三浦の地にしっかり根付くよう「食」を通じて日々精進していきたいと思います。
身体に優しい料理と広々とした空間でゆっくりとお寛ぎください。

 

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